ＷＹＤマドリッド：教皇、ボランティアの人々に感謝「キリストの愛に、愛で応えよう」

教皇ベネディクト16世は、21日午後、マドリッドの見本市会場で世界青年の日大会のボランティアの人々にお会いになった。

第26回世界青年の日（ワールドユースデー、ＷＹＤ）閉会ミサ後行われたこの集いで、教皇は、大会の準備から開催までを支えたボランティアの貴重な奉仕に心からの感謝を表された。

ＷＹＤ開催中、それぞれの任務のために行事に直接参加できなかった多くのボランティアの存在に心を留められた教皇は、「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい」（マルコ9,35）というイエスの言葉を引用しながら、この犠牲によってこれらの人々は、大変素晴らしく福音的な方法で大会に参加することになったと、その労をねぎらわれた。

このたびのボランティア体験が皆のキリスト者としての人生をより豊かにしたことは間違いないと教皇は述べ、キリスト教的生き方とは基本的に愛の奉仕であると指摘。

そして、「キリストの愛に応えられるのは、愛だけです。皆さんのためにご自身を明け渡したキリストに、愛をもって応えてください」という言葉をもって、ボランティアの人々への励ましとされた。