2011-07-13 18:03:16

新福音化推進評議会:欧州都市で新しい宣教の取り組み


教皇庁新福音化推進評議会は、このたび欧州の司教らと宣教をテーマとしたミーティングを開催した。

新福音化推進評議会(議長:サルヴァトーレ・フィジケッラ大司教)は、教皇ベネディクト16世の希望により2010年10月に教皇庁に創設された新しい機関。特に古くからキリスト教を伝統とする国・地域における現代の信仰の危機に対応し、新たな福音宣教を推進することを目的としている。

10日、バチカンで行われたミーティングには、ヨーロッパの主要都市を代表して、バルセロナ、エステルゴム=ブタペスト、メヘレン=ブリュッセル、ダブリン、ケルン、リスボン、リバプール、パリ、トリノ、ワルシャワ、ウィーン各大司教区の枢機卿・司教らが出席した。

フィジケッラ議長によれば、この会合で、今日の司牧問題の中でも特に育成問題について意見が交換されたほか、2012年の四旬節に実施予定である「大都市ミッション」と名づけられた試みについて話し合いが行われた。

「大都市ミッション」は新しい福音宣教を目指してヨーロッパの主要都市で一斉に行われるもので、個々の教区がそれぞれの計画を独自に行うのでなく、皆が共通の試みを体験することで、ヨーロッパの教会間の一致を形成することに特徴があるという。

さらに、この試みの共有が、2012年に行われる新しい福音宣教をテーマとしたシノドスへの準備となることに、同議長は期待を表明した。








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