2011-07-08 14:52:21

教皇、カステルガンドルフォに到着、市民に挨拶


教皇ベネディクト16世は、7日より、ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮で夏期休暇に入られた。

カステルガンドルフォは、ローマ南部の丘陵地帯、カステリロマーニの一角にある、人口およそ9千人の町。標高426mの町の眼下には緑に囲まれたアルバーノ湖が広がり、天気の良い日にはティレニア海が見渡せる。

カステルガンドルフォは、17世紀より、夏の滞在地として歴代教皇を迎えてきた。町の中心にそびえる教皇宮殿は、カルロ・マデルノやジャン・ロレンツォ・ベルニーニらの設計による。宮殿前の広場には、同じくベルニーニ作のサン・トンマーソ・ダ・ヴィッラノーヴァ教会がある。

この日夕方、現地に到着された教皇は、町の広場に面した離宮のバルコニーから市民に挨拶をおくられた。

「山、湖、海、正面外壁の修復を終えた美しい教会、良き市民、これらのすべてがあるこの町で休暇を過ごすことを幸いに思います」と述べ、教皇は歓迎の人々に祝福をおくられた。

教皇のカステルガンドルフォ滞在は、9月末頃までを予定している。








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