2011-07-05 18:50:46

教皇、オッセルバトーレ・ロマーノ出版局を訪問


教皇ベネディクト16世は、5日、オッセルバトーレ・ロマーノ紙の出版局を訪問された。

バチカンの日刊紙、オッセルバトーレ・ロマーノは、1861年、福者教皇ピオ9世の命により誕生した。このたびのベネディクト16世の訪問は、同紙の創刊から150年を記念して行われたもの。

教皇はこの朝、バチカン市国内にある出版局を訪れ、編集・校正・印刷など同紙の紙面づくりと発行に関わるすべての人々と交流された。

編集部を訪れた教皇は、グラフィック担当者の説明を受けながら、コンピュータの画面に熱心に見入るなど、新聞が作り上げられる過程に大変興味を示された。

挨拶で教皇は、関係者らの人間的かつキリスト者的情熱と、プロフェッショナル性、教皇庁に対する貴重な奉仕に感謝を述べられた。

教皇は、新聞作りにおける技術の革新を喜ばれると共に、知り、判断し、熟考するという人間的創造性の大切さを強調された。

オッセルバトーレ(観察者)の名にふさわしく、世界全体、また様々な文化に向けられた広い視点を教皇は同紙の大きな特徴として示され、これからも信仰に根差した正義と希望を世界に伝え続けて欲しいと願われた。








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