2011-06-28 17:25:52

教皇ベネディクト16世、司祭叙階60周年


教皇ベネディクト16世は、司祭叙階60年を迎えられた。

1927年4月16日、ドイツ・バイエルン州のマルクトル・アム・インに生まれたベネディクト16世(ヨゼフ・ラッツィンガー)は、1951年6月29日、聖ペトロ・聖パウロ使徒の大祝日に24歳で司祭に叙階された。

フライジング司教座大聖堂で行われた叙階式は、ミュンヘン=フライジング大司教ミハエル・フォルハーバー枢機卿の司式で行われ、この時司祭に叙階された44人の中には、教皇の兄、ゲオルグ・ラッツィンガー師の姿もあった。

以来、ヨゼフ神父は、フライジング、ボン、ミュンスター、テュービンゲン、レーゲンスブルグの大学で神学の教鞭を取り、1962年から1965年にかけて第2バチカン公会議にケルン大司教ヨゼフ・フリングス枢機卿の神学顧問として参加。

1977年、教皇パウロ6世によってミュンヘン=フライジング大司教に任命され、同年5月28日、司教叙階。同6月の枢機卿会議で、枢機卿に任命された。

1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世により教皇庁教理省長官に任命され、同時に教皇庁聖書委員会会長、教皇庁国際神学委員会会長を務めた。

2002年には、枢機卿団主席となった。

ヨハネ・パウロ2世の後継者を選ぶコンクラーベで、2005年4月19日、第265代ローマ教皇に選出され、ベネディクト16世となった。

このたび司祭職60年の歩みを祝う教皇に、教会を構成する様々な共同体・人々からお祝いのメッセージが相次いでいる。

教皇庁聖職者省は、ベネディクト16世の司祭叙階60年に際し、各国の司教団にこれを司祭たちの聖化と司祭への召命を祈る機会とするよう招いた。








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