2011-06-20 19:04:01

教皇、ペンナビッリで若者との出会い


19日、サン・マリノ=モンテフェルトロ教区を訪れた教皇ベネディクト16世は、午後、サン・マリノ共和国政庁舎を表敬訪問した後、司教座のあるペンナビッリへと向かわれた。

ティターノ山上にあるサン・マリノ政庁舎を訪問した教皇は、詰め掛けた市民らの歓声と楽隊の演奏に迎えられた。

政庁舎のホールで行われた行政関係者らとの会見で、教皇は家庭の中心性と、受胎から自然の死に至るまでの人間の命を尊重することの大切さを説かれた。さらに、教皇はサン・マリノ大聖堂に安置された聖マリノの聖遺物の前で祈られた。

続いて、教皇はエミリア・ロマーニャ州リミニ県のペンナビッリで、若者たちとの出会いを持たれた。

カルペーニャ山腹の町、ペンナビッリはサン・マリノ=モンテフェルトロ教区の司教座所在地である。司教座大聖堂前の広場には、同教区の若者たちおよそ4千人が集い、教皇の言葉に熱心に耳を傾けた。

代表の青年が、初聖体と堅信の秘跡を受けた後に多くの若者が教会から離れてしまう現状を示しながら、物質主義や享楽主義、仕事の不足や将来の不安の中で、生きることの意味を見出すにはどうしたらよいかを教皇に尋ねた。

教皇はこれに対し、自分自身における真理を求め続けることの必要を強調。真理の追求が新しい地平を開き、現実から逃げることなしに、より真実で、豊かな意味と希望を持った生き方を可能にしてくれると話された。

そして、自分や世界の真理を追求していく中で、私たちは神の働きかけに気づくと述べた教皇は、一人ひとりに自ら会いに来てくださる神の愛の神秘に心を開くよう呼びかけられた。








All the contents on this site are copyrighted ©.