2011-06-05 19:23:32

教皇クロアチア訪問:若者たちとの出会い


クロアチアを司牧訪問した教皇ベネディクト16世は、4日夕、ザグレブで若者たちと交流された。

市内中心部の広場で行われた「若者たちとの前夜の祈りの集い」には、教皇と出会い、その言葉に耳を傾けるために、クロアチア全国から数万人が訪れた。

集いはザグレブの保護者、「ピエトラ門の聖母」を掲げた宗教行列から始まり、聖書朗読や、聖歌、若者たちの信仰の証言が続いた。

教皇は、「主において常に喜びなさい」(フィリピ4,4)という聖パウロの言葉を引用しながら、この喜びとは何なのかを考えるように若者たちを招いた。

すべての人間は幸福への強い願望を抱き、その行動や意図や選択には幸福への自然な要求が隠されていると教皇は指摘。

しかしながら、しばしばその願望を満たすことは難しく、満たされてもそれは一時的なものにすぎず、人は生きるためのより深い意味を得るために「何かそれ以上のもの」に向かう必要に気づかされると話された。

皆さんの若さは存在の意味を発見するために神が与えてくださった時間です、と述べながら、教皇は「何を求めているのか」(ヨハネ1,38)というイエスの問いを自分の心に受け入れることで、人生を開き、正しい道を歩むことができると強調された。

そして、イエスとの友情と交わりの中で、真の幸福を理解し、わたしたちが愛のために、愛のうちに創られたものであることを知って欲しいと、若者たちに説かれた。








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