教皇庁人事：福音宣教省の新長官にフィローニ大司教、国務省総務局長官代理にベッチウ大司教

教皇ベネディクト16世は、10日、教皇庁福音宣教省長官イヴァン・ディアス枢機卿の定年を理由とした引退願いを受理され、後任として国務省総務局長官代理フェルナンド・フィローニ大司教を任命された。

また同時に、教皇は、国務省総務局の新しい長官代理（総務局長に相当）として、駐キューバ教皇大使ジョヴァンニ・アンジェロ・ベッチウ大司教を任命された。

福音宣教省の新長官となったフィローニ大司教は、1946年、イタリア・マンドゥリア（プーリア州）の生まれ。1970年、司祭叙階。2001年、司教叙階。国務省総務局長官代理となる以前に、フィリピン、イラクの教皇大使を務めた。

今回新たに国務省総務局長官代理となった、ベッチウ大司教は、1948年、イタリア・パタッダ（サルデーニャ州）の生まれ。1972年、司祭叙階。2001年、司教叙階。