2011-04-27 18:12:04

「復活の主がもたらした新しい命を生きる」教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、27日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

復活祭後、カステルガンドルフォに滞在中の教皇は、この朝、謁見のためにバチカンに戻られた。

謁見中のカテケーシスで教皇は、キリスト教の神秘の中心であり、信仰の基礎である、キリストの復活をテーマに話された。

教皇のカテケーシスの要約は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

復活節にある今、教会はキリストの死からの復活を喜び祝います。キリストの復活は、私たちと世界に新しい命をもたらしました。

聖パウロは、キリストが神の右の座に着いておられる天に心を向け、上にあるものに心を留め、地上のものに心を惹かれないようにする(コロサイ3,1-2)ことで、この新しい命をはっきり示すよう私たちに勧めています。

洗礼においてキリストをまとった私たちは、キリストが私たちに教えた愛徳、特に、すべての人々を完全な調和のうちに結びつける慈愛(カリタス)を通して、自らを日々新たなものとするよう招かれています。

この新しい命を生きることで、私たちは内的に変容させられるだけでなく、私たちのまわりの世界をも変えていくのです。

実際、慈愛は、あらゆる壁を打ち壊し、連帯と善の世界、すべての人々の尊厳が尊重される新しい世界を築く、あの精神の自由をもたらしてくれるのです。

復活祭は、信仰のうちに常に新しく受け取る贈り物です。これによって私たちはこの世でいつにおいても、命と正義、和解のパン種となることができるのです。

復活の主を信じる者の使命として、私たちは絶望のあるところに希望を、悲しみのあるところに喜びを、死のあるところに命を呼び起こさなければなりません。キリストと共に、キリストを通して、キリストのうちに、すべてを新たにしていきましょう。








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