2011-04-19 15:54:55

イタリアのサルダリーニ枢機卿逝去、トリノ名誉大司教


イタリア・トリノの名誉大司教、ジョヴァンニ・サルダリーニ枢機卿が、18日、入院先のミラノ市内の病院で逝去した。87歳だった。

サルダリーニ枢機卿は、1924年、北イタリアのカントゥに生まれた。1947年、ミラノで司祭叙階。聖書学者として教鞭を取り、小教区主任司祭を歴任。1984年、ミラノ補佐司教。ミラノ大司教マルティーニ枢機卿のもとで教区のために熱心に奉仕した。1989年、トリノ大司教となる。聖書学をはじめとする深い学識と、小教区の現場で培った豊富な司牧体験、青少年や司祭の育成に対する情熱を通して同教区のために尽くした。1991年、枢機卿に任命される。1999年、健康を理由として教区長を引退。

教皇ベネディクト16世は、トリノのチェーザレ・ノシリア大司教に宛てた弔電で、同教区民と悲しみを共にされ、長い闘病生活を信頼をもって神に捧げたサルダリーニ枢機卿の永遠の安息を祈られた。そして、同枢機卿の福音と教会のための熱心な奉仕と、親切で優しい人柄を親愛の情のもとに思い起こされた。

サルダリーニ枢機卿の逝去に、ミラノとトリノの両大司教区は、揃って深い哀悼の意を表した。19日、ミラノで追悼ミサ、トリノで葬儀が、それぞれの教区の大司教によってとり行われる。








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