2011-04-15 17:47:33

教皇、マロン典礼アンティオキア新総大司教とお会いに「中東は平和を切望している」


教皇ベネディクト16世は、14日、マロン典礼のベシャラ・ボトロス・ライ・アンティオキア新総大司教とお会いになった。

東方典礼カトリック教会の一つであるマロン典礼は、レバノンに100万人、他の地域に200万人の信者を擁する。

教皇はライ総大司教はじめマロン典礼の聖職者や信者からなるグループへの挨拶で、歴史あるマロン典礼が、使徒たちの教えに耳を傾け、兄弟の交わりと、パンを裂くこと、そして祈りにおいて熱心であった初期キリスト教会の信者たちの精神を再発見していくことを願われた。

「中東は安定した平和を切望している」と述べた教皇は、預言者、使徒、そしてキリスト自身が祝福したこの中東の地において、マロン派教会がキリストの福音と真理を伝えるという非常に大きな使命を継続しつつ、平和の構築に貢献するよう希望された。

また、レバノンのキリスト教共同体の基礎を築いた聖マロンの帰天から1600年を迎えたことに触れた教皇は、同聖人のキリストを人々の心に根付かせるという意志を引き継ぎ、青少年をはじめ、信者らの人間的・精神的育成に尽くしながら、社会における連帯と兄弟愛を養っていくよう、皆に励ましを与えられた。








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