2011-04-14 17:34:06

聖木曜日:主の晩餐の教皇ミサの献金を日本に、聖週間・復活祭の教皇行事


教皇ベネディクト16世の2011年度の聖週間・復活祭における宗教行事の予定が教皇典礼管理室より発表された。

この中では、特に聖木曜日、4月21日午後に行われる「主の晩餐」の教皇ミサにおける献金を、東北地方太平洋沖地震で深刻な打撃を受けた日本の被災者のために寄付することが明記されている。

今年の復活祭は4月24日に祝われる。聖週間とは、復活祭前の一週間を指す。

聖週間の初日、17日午前、受難の主日(枝の主日)のミサがバチカンの聖ペトロ広場でとり行われる。また、この日は、第26回世界青年の日(教区レベル、テーマ:「イエス・キリストに根を下ろして造り上げられ、信仰をしっかり守りなさい」<コロサイ2,7> )が記念される。ミサの開始前に、教皇は棕櫚(しゅろ)とオリーブの枝を祝別され、これらを掲げて、参加者代表らと宗教行列を行われる。

聖木曜日、21日(木)午前、教皇はバチカンの聖ペトロ大聖堂で、ローマ教区の司教・司祭(教区司祭・修道司祭)らと、聖香油のミサを共同司式される。

聖木曜日の午後から、教会の典礼暦の頂点といわれる、聖なる過ぎ越しの3日間に入る。

21日夕方、教皇によって主の晩餐のミサが、ローマ教区司教座聖堂であるラテランのヨ
ハネ大聖堂で捧げられ、この中で行われる洗足式で教皇は12人の司祭の足を洗われる。
ミサ中、日本の地震と津波の被災者のために慈愛の業として献金が参加者らに呼びかけら
れる。集められた献金は奉納の時に教皇に渡される。ミサの終わりに聖体安置式が行われ
る。

聖金曜日22日(金)夕方、教皇は聖ペトロ大聖堂で主の受難の祭儀をとり行われ、ことばの典礼、十字架の崇敬、聖体拝領が行われる。

同日夜、ローマ市内のコロッセオで、伝統的な信心業、十字架の道行きが教皇によってとり行なわれる。教皇は道行きの終了後、信者らに説教をされ、祝福を与えられる。

聖土曜日23日(土)夜9時から、教皇は聖ペトロ大聖堂で過ぎ越しの徹夜祭を祝われる。大聖堂の入り口で教皇は新しい火を祝別される。復活の大ろうそくの祝別と光の行列、復活賛歌の朗唱、ことばの典礼、洗礼式、感謝の典礼が行なわれる。

そして、復活の大祝日24日(日)朝、教皇は聖ペトロ広場で復活の主日のミサを捧げられる。正午には聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーからローマと世界に向けた教皇祝福、「ウルビ・エト・オルビ」をおくられる。








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