2011-03-02 18:10:37

パキスタン:少数民族省の大臣殺害される


パキスタンの首都イスラマバードで2日、少数民族省のシャバズ・バッティ大臣(42)が武装集団に銃撃され、死亡した。

バッティ氏はカトリック信者で、民族・宗教間のために働き、イスラム教の冒涜罪で死刑判決を受けたキリスト教徒の女性を勇気をもって擁護したほか、同法の見直しを呼びかけていた。

ここ数ヶ月、同氏は脅迫を受けていたが、死の危険に晒されても、自分の闘いを続けると表明していた。

バッティ氏は車で移動中、覆面の武装集団によって至近距離から銃撃を受けた。銃撃は2分ほど続いたという。護衛はいなかった。

殺害者らは犯行現場にパキスタンのタリバン過激派の名と、バッティ氏が冒涜罪に反対したことに対する非難を書いた紙を残した。

バッティ氏は、今年1月、パンジャブ州の知事が冒涜罪の廃止に賛同したことを理由に暗殺された直後、バチカン放送局のインタビューに答え、正義と、少数派の人々の擁護の推進を暴力によって止めることはできないと述べていた。







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