2011-02-22 18:13:40

「主を愛する人には新しい生き方が可能」教皇、日曜の集い
 


教皇ベネディクト16世は、バチカンで20日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。

説教で教皇は、この日のミサ中の聖書朗読箇所の主題となっている「人間をご自分の命に参与させようとする神の御旨」について話された。

「あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である」(レビ記19,1)と神はご自分との契約に忠実であるよう民を招きつつ、これらの人々に「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」(同19,18)という社会的掟を示していることに教皇は注目。

これに対して、イエスも同様に「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい」(マタイ5,48)と、大胆な目標を人々に提示すると共に、「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイ 5,44-45)と呼びかけている点を指摘された。

教皇はどういう人が「完全」になれるのだろうかと問いつつ、私たちの完徳とは御子のような謙遜さをもって、神の御旨を具体的に果たしながら生きることにあると説かれ、主を自分の生活に迎え入れ心をこめて愛する人は「新しい出発」が可能であり、愛に力づけられた新しい形の生き方をもって神の御旨を果たすことができると話された。







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