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2011-02-18 16:06:28
教皇、フィリピンの司教団とお会いに
教皇ベネディクト16世は、18日、フィリピンの司教らとお会いになった。
同国の司教団は定期訪問のためバチカンを訪れていた。
教皇は司教らへの挨拶で、経済発展のための努力を続けるフィリピンにおいて、教会は、人々の満足な生活の実現の障害となっている物事だけを対象にせず、世俗主義や物質主義、消費主義に影響された今日の文化そのものにより注意を払うことが大切と指摘された。
人間は神を心の中心に据えなおすことによってのみ、その人生の真の目的を見出すことができると述べた教皇は、キリストとの個人的な関係を各自が再構築できるような、新しい福音宣教の必要を説かれた。
教皇はフィリピンの教会が力を入れている青少年司牧を評価され、この世の享楽が人間が本来求める幸福を満たすのではなく、神との真の友情だけが人類の孤独を癒し、他者との安定した交わりを可能にすることを、若い人々に教え続けなくてはならないと話された。
そして、配慮ある司牧に支えられ、青年たちそれぞれが、結婚、また司祭・修道者への召し出しなど、与えられた召命を責任をもって生きることができるようにと願われた。
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