2011-02-10 18:33:56

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2011.2.9)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、聖ペトロ・カニジオについて考察しましょう。

聖ペトロ・カニジオはオランダに生まれ、若い時に聖イグナチオの最初の弟子の一人となりました。

ケルンでの司祭叙階後、彼は人々の宗教的・倫理的改善のために大いに働き、インゴルシュタット大学の学問的向上のために貢献しました。

彼はまたプラハに神学院を創立し、イエズス会・南ドイツ管区の最初の管区長に任命されました。聖ペトロはそこからイエズス会の多くの共同体や、やがてカトリック改革運動の中心となったさまざまな大学を指導しました。

宗教改革期の激動の最中にあって、彼は神学論争や他の社会的議論にもしばしば参加し、さらに、多くの信心書や要理書などを出版しました。その後もスイスのフリブールで、著作と説教において活躍しました。

教皇レオ13世は、ペトロ・カニジオを「ドイツの第二の使徒」と呼びました。彼は教皇ピオ11世によって列聖され、同時に教会博士として宣言されました。

聖ペトロ・カニジオのカテケーシスは、キリスト中心主義の霊性に貫かれていました。また、彼は典礼と日々の祈りの重要性を強調し、イエスの聖心に対する信心を人々の間に大いに広めたのでした。







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