2011-01-24 18:06:51

教皇「キリストへの回心を通して完全な一致を」


教皇ベネディクト16世は、バチカンで23日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

集いの説教で教皇は、今月25日まで記念されるキリスト教一致祈祷週間に触れ、すべてのキリストの弟子たちが真の回心を通して、目に見える一致を目指すことを願われた。

教皇は、今年の祈祷週間のテーマ「使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることにおいて一つ」(使徒言行録2・42)が、エルサレムのキリスト教共同体によって選ばれたことに言及。多くの試練に直面しながらも信仰を証し続ける聖地と中東のキリスト教徒に連帯を表された。

今日の世界においても、キリスト者が神と人々との一致のしるし、一致の道具となるためには、教会の伝統、兄弟的交わり、聖体、祈りの4つの要素に基づいた生活を打ち立てることが必要と教皇は述べ、こうしてキリストとの固い一致に留まることでのみ、教会はその成員である人々の能力の限界・欠如、分裂を乗り越え、その使命を十全に果たすことができると強調された。

聖パウロがコリントの教会への手紙の中で分裂する兄弟たちに対し「キリストはいくつにも分けられてしまったのか」(1コリント1,13)と諌めているように、教会のあらゆる分裂はキリストへの侮辱であると説かれた教皇は、キリストへの真剣な回心こそが教会を目に見える完全な一致に導くための道となると話された。







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