2011-01-14 13:28:28

ヨハネ・パウロ2世、今年5月1日列福へ、教皇、教令を承認


2005年4月2日に逝去した前教皇ヨハネ・パウロ2世(カロル・ヨゼフ・ボイティワ)が、今年5月1日に列福される。

教皇ベネディクト16世は、14日、教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿とお会いになり、列福調査対象者らの奇跡または殉教、英雄的徳を認める教令を承認された。

この教令の中で、ヨハネ・パウロ2世の取次ぎによる奇跡が認められ、前教皇の列福が確定した。

列福・列聖調査に着手するには、対象者の死から5年の経過が必要だが、ベネディクト16世は特令によってこの待機期間を免除され、前教皇の逝去からおよそ3ヵ月後の2005年6月28日より調査が開始された。その後、着々と列福のために必要な調査が進められていた。

ヨハネ・パウロ2世の取次ぎによるものと認められた奇跡は、2001年に複数の医師からパーキンソン病と診断されたフランス人修道女が、同じ疾患を持っていた故教皇に祈ることで、教皇の帰天から間もない2005年6月に完全に回復し、医師から治療の不要を告げられた件。

ヨハネ・パウロ2世の列福式は、今年の復活祭後の最初の日曜日で、同教皇自身が在位中に制定した「神のいつくしみの主日」を記念する5月1日に、教皇ベネディクト16世の司式によってバチカンでとり行われる。







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