2011-01-10 18:11:22

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2011.1.5)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

主のご公現の大祝日を翌日に控えた、新年最初のこの一般謁見にあたり、私は皆さんと皆さんのご家族に心からの挨拶をおくります。

教会はこのクリスマスの日々を祝うことによって、過去の出来事を思い出し、記念するだけでなく、今も私たち一人ひとりの生活と世界の中に実存されるキリストを実際に体験するのです。

受肉されたイエスを通し、私たちの救いは肉において完成されたのです。聖母マリアのご胎内での受胎に始まったイエスのへりくだりは、その死と復活の過ぎ越しの神秘において、その最高の表現を見ます。

受肉の神秘と救いの神秘の深い一致についての思いは、私たちをまぶねに横たわる幼子のイエス・キリストの観想から、聖体の秘跡におけるその実存へと私たちを導きます。

主の降誕、公現、洗礼と続くこの聖なる季節の典礼行事は、私たちがキリストの栄光ある神としての生命にあずかることにおいて、人間としての完全な実現に到達するために、神の子によって完全に変容するよう私たちを励ましているのです。







All the contents on this site are copyrighted ©.