2010-12-31 16:49:49

金融・通貨分野の違法行為を防ぐための教皇自発教令


教皇ベネディクト16世は、30日、金融・通貨分野の違法行為を阻止するための、自発教令を発表された。

この教令は、マネーロンダリング(資金洗浄)とテロリズムへの資金供与防止への国際的取り組みに協力するために、バチカン市国として行う、国際基準の遵守を目的とした法整備を明記したもの。

教皇は、自発教令の中で、グローバル化した今日の社会において世界平和を脅かす要素の一つとして金融市場・経済の不正利用とテロリズムを挙げ、国際基準への合意がこれらの阻止と、平和構築への一助となることを望んでおられる。

教皇はまたこの教令で、マネーロンダリングとテロ資金供与の防止を主目的とした、バチカン市国および教皇庁の財務情報を監視する独立機関の設立を定めている。

同時に発表されたバチカン国務省の声明では、この財務情報機関は2011年4月に発足する。
 







All the contents on this site are copyrighted ©.