2010-12-24 15:40:00

降誕祭2010:バチカンにおける教皇行事


24日のローマは、朝から雨に見舞われたが、バチカン周辺は降誕祭を迎える明るい雰囲気に包まれている。

バチカンの聖ペトロ広場にそびえるモミノキは、今年は北イタリア・ボルツァーノ県のイサルコ渓谷からもたらされたもので、チロル地方伝統の飾りが施されている。

モミノキの近くには、バチカン市国職員によって設置された幅25メートルの大型プレゼピオ(イエスの降誕を再現した馬小屋の模型)が、夕方の除幕式を待っている。

今年のプレゼピオの像の一部は、フィリピンとバチカンの国交樹立(1951年)から来年60年を迎えるにあたり、フィリピンから寄贈されたもので、馬小屋を取り巻く人物像や生活風景に同国の文化が反映されている。

24日夕、プレゼピオの除幕式がバチカン市国行政庁官ジョヴァンニ・ラヨロ枢機卿によって行われる。この除幕式に合わせ、教皇ベネディクト16世は、祈りと共に、バチカン宮殿の書斎の窓辺に平和の灯をともされる。

続いて、教皇は主の降誕を祝う深夜ミサを、同日22時からバチカンの聖ペトロ大聖堂でとり行われる。

主の降誕の大祝日25日、午前10時30分から聖ペトロ大聖堂で、同大聖堂主席司祭、アンジェロ・コマストリ枢機卿司式のミサが行なわれる。

そして、同日正午、教皇は聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーから、クリスマスメッセージと、ローマと世界に向けての祝福「ウルビ・エト・オルビ」をおくられる。







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