2010-12-20 16:21:50

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.12.15)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん、

今日のカテケーシスでは、今から350年前のこの12月に生まれた、神秘家でありカプチン・クララ会修道女であった、聖ヴェロニカ・ジュリアーニについて考察しましょう。

ヴェロニカという言葉は「真の面影」という意味です。聖ヴェロニカは修道名としてこの名前を受けることによって、文字通り十字架にかけられたキリストを表す「真の面影」そのものになりました。

彼女は、茨の冠や聖痕のような深い神秘体験をしました。ヴェロニカの霊性はすべて彼女の霊的日記に表れています。その霊性は完全にキリスト中心であり、キリストとの霊的婚姻に根差しています。彼女は、キリストの受難に表されたその愛の中にすべてを見ていました。

ヴェロニカは、人々の霊魂の救いのために神なる御父に自らを完全に捧げ尽くしたキリストに、まったく一致していました。彼女の聖書に対する深い愛は、キリストの教会への愛に、また彼女がいつも抱いていた諸聖人との交わりのセンスにしっかりと結びついていました。

ヴェロニカの神秘的な体験は、彼女が死の床で言った「私は愛を見出しました」という言葉に要約されます。 聖ヴェロニカ・ジュリアーニの生涯とその教えが、キリストとその教会との私たちの一致をより深くし、罪びとの救いのためのキリストの愛に私たちをますます参与させるものとなりますように。







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