2010-12-01 17:43:43

教皇、バグダッドの教会テロの負傷者とお会いに


1日、教皇ベネディクト16世は、1ヶ月前にイラクの教会で起きたテロで負傷した信者たちとバチカンでお会いになった。

10月31日、バグダッド市内のカトリック・シリア典礼司教座大聖堂を武装集団が襲撃した事件では、日曜のミサに集った司祭や信徒らが人質とされ、テロリスト側の自爆攻撃と、治安部隊らによる救出作戦における銃撃戦で、司祭2名を含む57人が死亡、80人以上が負傷した。

この事件の負傷者の一部は、その後、治療のためイタリアに渡り、現在家族や教会関係者に付き添われ、ローマの病院でケアを受けている。

教皇はこの日、ローマで治療中の26人の信者とお会いになり、一人ひとりに連帯と慰めの言葉をかけられたほか、このテロで亡くなった人々のため、またイラクの平和、同国のキリスト者のために共に祈られた。

テロの恐ろしい悲劇を体験した信者たちと教皇との出会いが行われたこの日も、イラクではキリスト教徒に対する暴力は続き、同日、モスルの路上でプロテスタント教会に所属する26歳の青年が待ち伏せた武力集団によって銃で撃たれ死亡、一緒にいた兄弟1人も負傷した。モスルでは先週、カトリック信者の兄弟2人も殺害されている。







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