2010-11-22 18:41:14

教皇、新枢機卿らとミサ「十字架への従順のうちに信仰に奉仕しよう」


典礼暦で「王であるキリスト」が祝われた21日、教皇ベネディクト16世は、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、新しい枢機卿らとミサを捧げられた。

このミサには、枢機卿団や司教たちはもとより、在バチカン外交団や、新枢機卿ゆかりの地から訪れた巡礼団が参加した。

ミサの中で教皇は、前日の公開枢機卿会議で任命された24人の新枢機卿に指輪を託す儀式を行われた。

説教で、「マリアのように、イエスと共にいて、十字架のもとに留まること」が教皇と枢機卿の使命と述べながら、教皇は、自分たちのためではなく、全教会、すべての神の民のため、十字架への従順のうちに信仰に奉仕するよう新枢機卿らを招かれた。

この日イタリアでは、イラクをはじめ、迫害と差別に苦しむキリスト教徒のために祈りが呼びかけられた。教皇もまた、正午の祈りの集いで、これらの人々の信仰の高い証しに精神的一致を示すと共に、世界のあらゆる場所で、すべての人に信仰の自由が保証されるよう祈られた。

また、この日は「聖マリアの奉献」の日として、観想修道会の修道者の日が記念されたことから、教皇は観想生活をおくる人々の共同体に支援が欠けることの無いよう願われ、関係者に心からの祝福をおくられた。

さらに、「交通事故の犠牲者の日」にあたり、教皇は犠牲者のために祈り、交通事故防止のために慎重さとルール遵守を呼びかけられた。また、コロンビアで水害に苦しむ人々に支援と連帯をアピールされた。







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