2010-11-10 18:50:23

教皇一般謁見:サンティアゴ・デ・コンポステーラ、バルセロナ訪問を振り返る


教皇ベネディクト16世は、バチカンで10日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中の講話で、教皇は今月6、7日に行われたスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラとバルセロナへの司牧訪問を報告された。

初日、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ「ヤコブ年」と呼ばれる聖年のために巡礼者の一人として訪れることができたと述べた教皇は、日常生活を離れコンポステーラに向けて長く困難な巡礼の旅に出る人々の、キリストの光を求める静かな回心の歩みに思いをはせたと話された。

イベリア半島やヨーロッパ各地を通ってコンポステーラへ共に歩んだ出身も異なる様々な人々は、信仰と真理の追求において一致し、分かち合いと兄弟愛、連帯の精神を育んでいったことを指摘しながら、教皇は今日のヨーロッパに対し、神に向かっていっそう開きながら、他の大陸の人々や文化との真の出会いと尊重、連帯を推進して欲しいと希望された。

さらに教皇は、2日目のバルセロナ訪問で、サグラダ・ファミリア教会を献堂し、「バシリカ」として宣言したことに大きな喜びを表明。この偉大で美しい教会は、眼差しと魂をより高く神に向かって上げさせるものであると述べられた。

そして、天才的な建築家アントニオ・ガウディは、豊かな宗教的シンボル、フォルムの交差、光と色の魅力にあふれたこの素晴らしい聖堂を通して、洗礼を受けたキリスト者一人ひとりが「生きた石」となって参与する教会の神秘を表現することを可能としたと話された。

教皇はこのスペイン訪問で、特に家庭と若者たちのために祈ったことに言及。

来年、世界青年の日マドリッド大会のために再びスペインを訪問される教皇は、この大会が若者たちの信仰の成長に役立つ機会となるよう祈って欲しいと、信者らに願われた。







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