2010-10-13 17:57:40

教皇、チリ鉱山落盤事故の作業員救出に祈り、一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで13日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

この日は、チリ北部アタカマ州のサンホセ鉱山で、8月上旬に起きた落盤事故以来、地下に閉じ込められていた33人の作業員たちを引きあげる作業が行われていたが、謁見の席で教皇は皆の無事の救出を願い、「作業員らをキリストの善良さに希望をもって託します」とスペイン語で祈りを捧げられた。

また、教皇はハンガリー語での挨拶で、同国西部のアルミニウム工場の廃液貯水池決壊事故の犠牲者の冥福を祈られ、負傷者や家を失った人々に精神的一致を示された。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は中世のキリスト教文化の考察を続けながら、当時の教会に影響を与えた女性として、13世紀イタリアの神秘家、フォリーニョの福者アンジェラを取り上げられた。







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