2010-10-07 18:37:33

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.10.6)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、中世ドイツの偉大な神秘家、大聖ゲルトルードを考察しましょう。

ゲルトルードは、多くの宗教文学の傑作を生んだことで知られるヘルフタの修道院が世の送った重要人物の一人です。

大聖ゲルトルードは、ドイツで「大」という 称号を持つ唯一の女性です。それは彼女の類まれな自然的かつ超自然的賜物に敬意を表してのことです。

ゲルトルードは、若い時から非常に賢く、強く、堅固で、活動的でした。しかし、同時に彼女は謙遜で、いつも他人に祈りと勧告を願っていました。

ゲルトルードはある時、非常に深い回心の体験をします。それ以来、彼女の学問的な傾向も自然科学的なものから、神学・聖書学という聖なる学問へと向かっていきました。そして、彼女の修道院生活も、生活規律の外的な遵守から、真の意味での深い祈りの生活へと変化していったのです。

彼女はその著書の中で、信仰の真理を明白さと単純さをもって説明するよう努めました。修道生活においても、神への信頼をこめた委託と、信心をもって、祈りの生活を目指しました。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、大聖ゲルトルードから、どのようにキリストとその教会を謙遜と信仰をもって愛するか、またミサ聖祭と典礼への参加によって個人的な祈りをいかに深めていくかを学びましょう。







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