2010-09-29 16:40:04

巡礼者・巡礼所の司牧をめぐる国際会議に、教皇メッセージ


教皇ベネディクト16世は、第2回巡礼者・巡礼所司牧国際会議の参加者にメッセージをおくられた。

教皇庁移住・移動者司牧評議会主催の同会議は、ルカ福音書中の「エマオの旅人」の一節「イエスは共に泊まるために家に入られた(24,29)」をテーマに、スペインのサンティアゴ・コンポステーラで27日から30日まで開催されている。

関係者へのメッセージで、教皇はこれまで訪ねた世界の巡礼地で多くの信者たちの篤い信仰に触れたことを思い起こしながら、ご自分の教皇職もまた、登位の最初から、希望と単純さのうちに復活のキリストの救いのメッセージを世にもたらすための巡礼者の道であったと振り返られた。

教皇は、社会へのさらなる福音宣教が急務とされるこの歴史的な時、巡礼地への訪問から得る豊かさをより明らかに示さなくてはならないと強調。

そして、キリストはすべての人に愛と希望をもって向かい、人は幸福への熱望や苦しみの意味をキリストの中に見出す、それゆえに巡礼とは主を再発見するための機会であるべきと指摘されている。

そのためにも、巡礼地が聖なる地であることを訪問者に思い出させ、愛徳と連帯の業を通してキリストの愛を伝える場所となることはもとより、信者たちをゆるしの秘跡と、巡礼司牧の頂点である聖体の秘跡に与らせ、神に愛されていることの素晴らしさを体験させることが重要と教皇は記されている。







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