2010-09-20 10:45:08

教皇、英国訪問終了、バーミンガム空港で送別式、温かい歓迎に感謝


教皇ベネディクト16世は、19日、4日間にわたる英国公式訪問を終了され、帰国の途につかれた。

英国滞在最終日、教皇はバーミンガムでジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿の列福式を終えた後、同枢機卿が創立した「聖フィリッポ・ネリのオラトリオ」を同市内に訪問。ニューマン枢機卿が過ごし、執筆活動を行っていたオラトリオの自室を感慨深くご覧になった。

この訪問は私的なものであったが、教皇はオラトリオ周辺に歓迎のために集った多くの市民に感謝され、人々に挨拶と祝福をおくられた。

さらに、オスコット・カレッジで、イングランド、スコットランド、ウェールズの司教団とお会いになった教皇は、イエス・キリストの福音に対する現代人の深い渇きに応えるように招くと共に、貧しい人々や、病者、高齢者に留意し、命の価値を守る教会を目指すよう希望された。

バーミンガム国際空港で行われた送別式で、教皇は滞在中に受けた人々の温かい歓迎に心からの感謝を述べ、この訪問がバチカンと英国の友好関係をさらに強めることに貢献し、キリスト教会間および諸宗教間の対話がより良い社会の構築に役立つことを望まれた。

キャメロン首相の見送りを受けた教皇は、英国を後にされ、同日夜、カステルガンドルフォの離宮に戻られた。







All the contents on this site are copyrighted ©.