2010-09-17 17:36:12

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.9.15)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、アッシジの聖女クララについて考察しましょう。聖女クララは13世紀に生きた偉大な神秘家であり、聖フランシスコの霊的友人、そしてクララ会の創立者です。

聖クララは、アッシジの裕福な家庭に生まれましたが、自ら徹底的な清貧と貞潔の生活を選び抱きしめました。彼女は神の御摂理に完全に信頼し、聖フランシスコに従ってキリストに完全に自らを奉献しました。そして、他の女性たちと共にアッシジの聖ダミアノ聖堂で共同生活を始めました。

聖女クララと聖フランシスコの友情は、聖人たちがその友情において、聖徳・完徳の道を歩むためのどれほど大きな力と、キリストを愛するための大きな助けを見出していたかを思い出させてくれるのです。

聖女クララの会則は、歴史上、女性によって書かれた最初の会則です。それは聖フランシスコの完全な清貧の精神に従って、彼の後に続きたいと増加し続ける多くの女性たちを、聖フランシスコと聖女クララのカリスマにますます近づけ、固めるのを目的としました。

聖女クララの霊性は、聖体に養われていました。それは、あらゆる徳と寛徳の源としてのキリストについての、愛に満ちた観想に根ざしていました。

聖女クララは奉献された童貞性を、神である花婿に対する、花嫁である教会の愛のイメージとして示しています。そして、それは女性たちがその勇気と信仰によって教会刷新のためにいつの時代にも果たす重要な役割をも示しているのです。







All the contents on this site are copyrighted ©.