2010-09-17 19:13:13

教皇、ロンドンへ、カトリック教育関係者・生徒たちに「大きなものを見つめ、聖性の中に成長を」
 


17日、教皇ベネディクト16世は、ロンドンでカトリック系教育機関の関係者および児童・学生との出会いを持たれた。

前夜、グラスゴーを後にされた教皇は、ロンドンで英国公式訪問2日目の多忙な日程をこなされた。

同日朝、トゥイッケナムのセント・メアリーズ大学の礼拝堂で行われた集いでは、教皇はカトリック系の学校で教育に携わる300人の聖職者・修道者らに、信頼と尊重に育まれた環境の中で、託された青少年たちのキリスト教的育成に責任をもって尽くして欲しいと希望された。

大学の校庭では児童・学生ら4000人が教皇を大きな歓声で迎えた。教皇は生徒らに、大きなものを見つめ、聖性の中に成長してくださいと励ましをおくられた。

「神さまが皆さん一人ひとりに望んでおられることは、皆さんが聖なる者となることです。神さまがあなた方をどれほど愛しておられるかは想像もつかないほどであり、それゆえあなた方にできる限りの最高のものを望んでおられるのです」

このように話された教皇は、若い人々はしばしば自分の賞賛する人や有名人をモデルとして、その人に似ようと努力するが、聖なる者となるためには、さらに高いところを見つめる必要があると説かれた。

お金や名声、成功を得るだけでは人は幸福になれず、この世の悲劇は多くの人が幸せを間違ったところに探していることと教皇は述べ、真の幸福は神の中に求めるべきと強調。神が一人ひとりに向ける愛と友情に応えていくよう勧められた。
この集いの模様は、インターネット中継を通して、英国全土のカトリック校に配信された。







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