2010-08-20 17:31:03

教皇、9月に英国訪問、日程詳細発表


今年9月に行われる教皇ベネディクト16世の英国訪問の詳細日程が、バチカン広報局より発表された。

ベネディクト16世の訪問は9月16日から同19日の4日間。教皇の英国への訪問は、1982年、ヨハネ・パウロ2世が「司牧訪問」の形で行っているが、「国賓」としては今回が初となる。

このたびの訪問のテーマは、ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿(1801-1890)のモットー「心は心に語りかける」。教皇は英国滞在の最終日、ニューマン枢機卿の列福式をとり行われる。

訪問初日16日(木)、教皇はエジンバラに到着。ホリールードハウス宮殿で歓迎式に臨まれ、エリザベス2世女王と会見される。また同宮殿で英国政府要人らにお会いになる。午後は、グラスゴーのベラヒューストン公園で市民参加のミサを行われる。同日夜、ロンドンに移動。

17日(金)、午前、教皇はロンドンのセント・メアリーズ大学でカトリック系教育関係者との出会い、また諸宗教代表者との交流を行われる。午後、英国国教会カンタベリー大主教をランベス宮殿に表敬訪問。続いて、ウエストミンスター・ホールで文化人・財界人・外交団・宗教指導者らとの出会い、ウエストミンスター・アベイ(英国国教会)でエキュメニカルな祈りの集いに参加される。

18日(土)、午前中、教皇は英国首相、副首相、野党代表者らと相次ぎ会見された後、カトリックのウエストミンスター大聖堂でミサを捧げられる。午後は、ロンドン市内の高齢者施設を訪問。夕方、ハイドパークでニューマン枢機卿列福式の前夜の祈りをとり行われる。

19日(日)、午前、バーミンガムのコフトン・パークで教皇はミサを捧げられ、この中でジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿の列福式をとり行われる。午後、同市内で聖堂訪問や英国のカトリック司教団との集いを行われた後、バーミンガム空港での送別式を経て、帰路につかれる。







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