2010-08-03 18:24:53

「知恵ある心」をもった聖人たちの生き方に倣う、教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、1日、滞在先のローマ郊外カステルガンドルフォで、日曜正午の祈りを信者たちと共に唱えられた。

この集いで教皇は、7月31日に記念されたイエズス会創立者、聖イグナチオ・ディ・ロヨラおよび、レデンプトール会創立者、聖アルフォンソ・デ・リゴリ(8月1日)、最初のピエモンテ司教、聖エウゼビオ(同2日)、アルスの主任司祭、聖ヨハネ・マリア・ビアンネ(同4日)ら、8月の初めに記念される聖人たちを思い起こされた。

教皇は、これらの聖人たちは、それぞれのカリスマを通して「人々の魂を救い、教会に奉仕する」使命に生き、「知恵ある心(詩編90,12)」をもって、不滅のものを求め、権力や財力などうつろいやすいものを切り捨てた人々であったと述べた。

この日の福音朗読箇所(ルカ12,13-21)のイエスによる「愚かな金持ち」のたとえを取り上げた教皇は、このたとえに登場する、財産を貯めることで死を忘れている金持ちのように、すべては過ぎ去るということを理解しない危険を指摘しながら、聖人たちのように主に信頼し、人生の逆境や死をも恐れない生き方を選ぶよう、人々を招かれた。







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