2010-07-19 19:19:29

教皇「夏の休暇をみ言葉に耳を傾ける機会としよう」


教皇ベネディクト16世は、カステルガンドルフォの離宮で18日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。

このところ、ローマをはじめイタリア各地で猛暑が記録されている。学校が休みに入り、多くの人々が休暇を取る夏にあって、教皇はこの季節を神のみ言葉に耳を傾ける機会としていかすよう願われた。

教皇は、この日朗読されたマルタとマリアの姉妹がイエスを家でもてなした箇所(ルカ10,38-42)を観想。このエピソードではマルタはイエスのもてなしのためにせわしく立ち働き、一方、マリアは主の足元で話しに聞き入っていた。

マルタはイエスに、自分の妹にも手伝うように言って欲しいと抗議するが、イエスは「マルタ、マルタ」と親しみをこめて呼びかけながら、「あなたは多くのことに思い悩み心を乱しているが、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない」と答えられた。

イエスは活動的な生活を認めながらも、真に必要なただ一つのことは主の言葉、そこにまさにおられるイエスの言葉に耳を傾けることであると説いておられると教皇は強調。すべては過ぎ去るが、神のみ言葉は永遠に残り、私たちの日常に意味を与えられると話された。

そして、家事や仕事で忙しい中にも、愛と真理の内的な光である神こそが本当に必要であると思い起こすためにも、休暇は非常に良い機会であると話された。







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