2010-06-28 19:16:38

自由と愛は一致する、教皇、日曜正午の集い


教皇ベネディクト16世は、バチカンで27日、日曜正午の祈りを巡礼者らと共に唱えられた。

集いの説教で教皇は、この日のミサの福音朗読箇所(ルカ9・51-62)を取り上げ、キリストからの召し出し、そしてキリストに従うとはどういうことであるかを考えられた。

教皇は、先週叙階したローマ教区の司祭たちをはじめ、神に奉献する道を選ぶ若者たちの姿に、人々の中で現実に働いている神の働きかけを見ることができると述べられた。

ルカ福音書のこのエピソードでは、イエスがエルサレムに向かう途中、何人かが従うことを申し出るが、イエスは、どこにでも従いたいと言う人には「人の子には枕する所もない」、すなわち定住する家もないと言い、別の人には自分と共に神の畑で働くには後ろを顧みることはできないと言い、ある人には家族との関係を断たなければならないと言う。

これらのイエスの要求は厳しすぎるように思われるが、ここに神の御国を最優先するキリストご自身が表現されていると教皇は指摘。

イエスに従うためにすべてを捨てる者は新しい意味での自由に入り、「霊の導きに従って」(ガラテヤ5・16)歩き始めると述べた教皇は、自由と愛は一致するものであると強調された。

キリストの聖心に捧げた6月の終わりにあたり、今一度主イエスの神としてまた人としての聖心の神秘を観想するよう、教皇は皆を招かれた。







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