2010-06-23 15:55:57

教皇、キルギスに平和アピール、難民問題への関心を呼びかけ、日曜正午の祈り
 


教皇ベネディクト16世は、バチカンで20日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

この集いで教皇は民族衝突で多くの死者・負傷者・難民を出したキルギスに平和をアピールし、犠牲者の遺族をはじめ悲劇に巻き込まれたすべての人々に連帯を示された。

教皇はキルギスのすべての民族にあらゆる形の挑発や暴力を退けるよう呼びかけると共に、苦しむ人々への迅速な人道支援を国際社会に願われた。

また、この日国連の「世界難民の日」が記念されたことに触れた教皇は、住み慣れた土地や家族の生活から離れ、しばしばまったく異なる環境の中で生きることを余儀なくされる人々の抱える様々な問題への関心を訴えられた。

教皇は、難民の人々は社会に受け入れられ、彼らの尊厳と基本的権利が認められることを望むと同時に、受け入れ側の社会に対する貢献を望んでいると述べ、難民側の必要に社会が応え、難民の人々もその社会のアイデンティティーを尊重するという正しい相互性が育つよう祈られた。







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