2010-06-16 19:19:26

教皇、ローマ教区・教区会議に出席「聖体の力を再発見しよう」
 


ローマ教区は、15日、教皇ベネディクト16世出席のもと教区会議を開催した。

3日間にわたるこの会議では、ローマ教区内の小教区やその他の共同体の代表者が参加し、「主日のミサと愛(カリタス)の証し」をテーマにこの1年間の司牧を検証しながら、今後の目標や方向付けを話し合う。

教皇は初日、ローマの司教座大聖堂であるラテランの聖ヨハネ大聖堂で、祈りと講話をもって会議を開幕された。

キリストの死と復活を記念するミサは、単に過去に起きたことを思い出すのではなく、救いの出来事を現存させることにあると教皇は強調。

青少年の教育において、またみ言葉を聞く機会において、神とその救いの神秘の現存をはっきりと伝え知らせる必要を説かれた。

教皇は主日のミサにあずかることによって復活の主と出会い、その存在によって自分自身と生活を変容させられることの大切さを改めて示された。

「聖体は単なる人々の集まりを教会共同体として形作る」と述べた教皇は、人々を個人主義から解放し、職業や国籍を超えた一致した共同体を作り出す聖体の力を指摘。そのためにも、ミサを心をこめてとり行うと同時に、聖体礼拝のもたらす豊かさをすべての信者に再発見させるよう司祭らに願われた。

さらに、キリストのからだに養われた私たちは神のいのちを受け入れることで、自分たちもまた神の恵みと無償性を受け継ぐと教皇は話され、神の愛を証しし、人々の心に働きかけながら愛によって社会を変えていかなくてはならないと皆に呼びかけられた。







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