2010-06-14 19:17:51

「司祭はキリストの聖心による教会と世界への贈り物」教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで13日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

集いの説教で、教皇はこの1年間にわたり開催されたカトリック教会の「司祭年」を振り返られた。

教皇は世界各国の1万5千人の司祭が参加した閉会行事を忘れがたいものとして思い起こされ、この記念年が教会に与えた恵みを神に感謝された。

「司祭年」が「司祭聖化の日」であるイエスの聖心の大祝日に終了したことに触れながら、教皇はまさに「司祭職はキリストの聖心による教会と世界への贈り物」であると強調された。

神の御子の愛に満ちあふれた聖心から教会のすべての善がわき出るのであり、善き羊飼いを模範としてキリスト者たちへの奉仕にすべてを捧げる人々の召命の源もここにあると教皇は説き、司祭はキリストと同じ愛で形作られているゆえに、彼らは愛の文明の最初の働き手となると話された。

教皇は、司祭職の召命をくまなく生きた人々に思いをはせる中で、フランス・アルスの主任司祭、聖ヨハネ・マリア・ビアンネ神父の模範と祈りをこれからも心の支えとするよう招くと共に、先週日曜日に列福されたポーランドの福者ジェルジ・ポピエルスク神父に言及。ポーランドの一党独裁時代に自由・いのち・人間の尊厳の擁護のために働く人々の傍らで寛大さと勇気をもって奉仕し殉教したその生涯を示された。

教皇は前日典礼暦で記念されたマリアの穢れなきみ心に世界中の司祭を託し、彼らが福音の力においていたるところに愛の文明を築き続けることができるよう祈られた。

集いの後半、巡礼者への挨拶で教皇は、福者マヌエル・ロサノ・ガリド(スペイン)と福者ロイゼ・グロズデ(スロベニア)の列福の喜びを分かち合われた。







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