2010-06-05 18:12:06

キプロス:教皇、ニコシアで大統領・政治関係者との出会い


キプロス司牧訪問中の教皇ベネディクト16世は、5日、首都ニコシアの大統領官邸でディミトリス・フリストフィアス大統領と会談された。

教皇は会談後、庭園に赴かれ、キプロス共和国の最初の大統領を務めたマカリオス3世大主教(1913-1977)の記念碑に花を捧げられた。

続いて官邸内で、教皇と同国の政治関係者・外交団との出会いが行われた。

教皇は挨拶の中で、政治・外交において倫理的真理を推進、尊重することの重要性を説かれた。

公共に奉仕する上で市民間、国家間のつながりを真理と尊重のうちに築くことは極めて大切であると述べた教皇は、そのためにも現実に即した責任ある行動、政治的イデオロギーに縛られない真理と人間の尊厳を求める精神、自然法の倫理に基づく前向きな立法への努力が必要と話された。

教皇はキプロスが文明の共生の模範、民族・文化の交流の場として発展することを願われた。







All the contents on this site are copyrighted ©.