2010-06-04 19:22:30

教皇、キプロス到着、中東地域の教会に連帯を示す


教皇ベネディクト16世は、4日、キプロス司牧訪問に出発、現地時間の同日午後、最初の訪問地パフォスに到着された。

パフォス国際空港で、教皇は出迎えたディミトリス・フリストフィアス大統領と共に歓迎式に臨まれた。

到着の挨拶で教皇は、栄光ある歴史を持ち、文化と宗教の交差路としての役割を果たしてきたキプロスが、その精神遺産をヨーロッパや世界に反映させるよう期待された。

また、キプロスが近隣国と調和を保っていくために、国際社会の協力を得て忍耐強く諸問題を解決することを願われた。

使徒聖パウロと聖バルナバの足跡を辿る巡礼者としてキプロスを訪れたと述べた教皇は、この訪問で正教会をはじめ諸宗教との対話と友好を強めたいと話された。

また、同国のカトリック信者たちに対し、訪問中、今秋行われる「中東のための特別シノドス」の討議要綱を託すと共に、困難な状況の中にあっても信仰を証しし、平和と和解のために奉仕する中東地域の教会に私たちの連帯を示したいと述べられた。







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