2010-05-27 13:30:53

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.5.26)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

「司祭年」の終わりにあたり、今日のカテケーシスでは、キリストがその群れをキリストの名において牧すよう託した司祭の統治職について話したいと思います。
 
キリスト教的な権威とは、人間の真の最終的善、すなわちキリストにおける私たちの救いへの奉仕を意味します。それは常に主の御名において行使されるものであると同時に、善き牧者なる主の常なる現存と配慮を表すものです。

聖なる叙階の秘跡において授与される権威は、司祭たちのキリストの導きに直ちに従う内的忠実さに裏付けられていなければなりません。

信仰の光のもとに理解されるこの権威は、権力の行使でありながらも、教会を聖性と一致と真理の中に築くことへの奉仕であり続けるのです。

キリストの権威は弟子たちの足を洗うことの中に、そして、キリストの王権は十字架の木によって表されました。ですから司祭職における統治の務めも司牧的愛徳の中で表現されるべきです。

人々を神のもとに導くというその務めを、司祭たちが福音の真理と希望のメッセージを証ししながら、忠実に果たすことができるよう、皆さんの支えをお願いします。

そして、教会を導く私自身の任務のために、また「司祭年」の閉幕儀式が多くの霊的な実を結ぶように祈ってください。
 







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