2010-03-30 18:07:13

ヨハネ・パウロ2世帰天から5年、バチカンで追悼ミサ


前教皇ヨハネ・パウロ2世の帰天からまもなく5年を迎えるにあたり、30日夕、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサがとり行われた。

ヨハネ・パウロ2世が逝去された4月2日が今年は聖金曜日にあたるため、追悼ミサは日を繰り上げて行われた。

ミサには、教会関係者、同教皇の祖国ポーランドをはじめとする世界各国からの巡礼者、そして大勢の若者たちが参加した。

ベネディクト16世はミサの説教で、神の恵みと支えに信頼し、与えられた責任ある奉仕の職を敵意や拒否などの困難にも折れることなく強い信念をもって果たした前教皇を思い起こされた。

教皇はミサ中朗読されたヨハネ福音書12章のイエスがベタニアで香油を注がれたエピソードを考察。

イエスの足に非常に貴重なナルドの香油を注ぎ、その足を自分の髪でぬぐったベタニアのマリアに、神への深い信仰と愛をもって惜しむことなく自分自身をキリストへの愛のために最後まで注ぎだしたヨハネ・パウロ2世の奉献を重ねられた。

教皇はポーランドの巡礼団に対し、ヨハネ・パウロ2世の生涯と功績を誇りとしながら、その教えに倣い信仰と希望、愛を世に証ししていくようにと、温かい言葉をおくられた。







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