2010-03-29 19:00:19

枝の主日:教皇、聖地に平和をアピール


カトリック教会の典礼暦は、28日「枝の主日」を迎え、復活祭前の一週間「聖週間」に入った。

教皇ベネディクト16世は、この朝バチカンの聖ペトロ広場でミサを捧げられた。

「枝の主日(受難の主日)」とは、復活祭直前の日曜日で、キリストの受難を記念する聖週間の第一日目。

イエスのエルサレム入城を祝うこの日は、民衆が歓呼のうちにイエスを迎え、その足元に服や木の枝を敷いたという福音書の記述を思い起こし、ミサの前にオリーブなどの枝を持って宗教行列が行なわれる。

この日は25回目の「世界青年の日」(教区レベル)が記念され、教皇ミサには若者たちをはじめとする5万人の信者が参加した。

教皇は最初に広場のオベリスク前でオリーブと棕櫚の枝を祝別され、聖職者、修道者、信者らがその枝々を高く掲げながら大聖堂前の祭壇まで行列した。

ミサ中、現在再び緊張状態にある聖地に思いを向けられた教皇は、対話と相互の尊重、和解と赦しを通して、神から責任をもって人類に託された平和を得ることができるようにとアピールを行われた。

また、前教皇ヨハネ・パウロ2世が最初の世界青年の日を開催して以来今年で25周年を迎えることに触れながら、これからも温和な力と真理の輝きと共に、イエス・キリストという真の模範を第3千年期の人々に証し、示して欲しいと若者たちに励ましを与えられた。







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