2010-03-16 18:35:27

教皇、今年9月に国賓として英国へ、歴史的な訪問


教皇ベネディクト16世が今年9月、国賓としてイギリスを公式訪問することが、英国王室の発表および、同国政府・司教団の共同発表により明らかになった。

教皇の英国訪問としては、同国とバチカンの完全な外交関係が復活した1982年にヨハネ・パウロ2世が同国を「司牧訪問」の形で訪れているが、国賓としての訪問は今回が初めてのこととなる。

英国王室の発表では、教皇の訪問は今年9月16日から19日の4日間。16日(木)に教皇はエジンバラのホリールードハウス宮殿でエリザベス2世女王と会見する。

英国政府とスコットランド、イングランド、ウェールズの各カトリック司教団は、教皇の訪問を、イギリスとバチカンの国際外交上・宗教上の関係を強めるまたとない機会として歓迎すると声明した。

教皇は英国訪問中、ウエストミンスター宮殿で講演されるほか、コヴェントリーでのミサで神学者・教育者として知られるジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿の列福式を行う。
また、グラスゴーでの市民参加のミサ、ロンドンでの祈りの集いも予定されている。

エキュメニカルを一つのテーマとするこの訪問では、英国聖公会カンタベリー大主教との会見はもとより、他のキリスト教会の代表者との出会いが行われる。







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