2010-02-24 18:00:50

教皇とローマ教区司祭との出会い、司祭職を観想


教皇ベネディクト16世は、18日、ローマ教区の司祭らとお会いになった。

この集いは、毎年四旬節の始めに行われるもので、ローマ教区の司教である教皇が教区内の小教区主任司祭や教会系施設で働く司祭らとの一致を深めることを目的としている。

今年の出会いで教皇は、新約聖書・ヘブライ人への手紙(4,14-5,10)の大祭司イエスの姿に照らし、司祭職の意味・あり方を考える講話を行われた。

教皇は、ヘブライ人への手紙の同箇所で、神の御子、真の王であるキリストが同時に「真の大祭司」として強調されていることを指摘。

神と人間の仲介者である司祭は人間でなくてはならず、神の御子が人となられたのは正に司祭の使命を果たすためであったと教皇は述べられた。

神と人の仲介者は「橋」でもある、司祭の使命は私たちからは遠いと思われる神の世界と人間の世界をつなぐこと、と教皇は話し、神の人であり、神と共にいて、真の人間であることが必要と、参加者らに司祭のあるべき姿を説かれた。







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