2010-02-16 18:35:07

教皇「貧しい人々への正義を愛でもって実現されるイエス」を見つめる


教皇ベネディクト16世は、バチカンで14日、日曜正午の祈りの集いを行われた。

集いの説教で教皇は、この日のミサ中福音朗読されたルカ福音書のイエスの説教(6,17 20- 26 )を取り上げられた。

「貧しい人々は幸いである」で始まるこの説教で、イエスは4つの幸いと4つの不幸を挙げている。

この中でイエスは貧しい者や、飢えている者、泣いている者、イエスのために迫害される者たちを「幸い」であると述べているが、イエスは貧しい人や虐げられた人たちへの正義を、政治的革命ではなく愛でもって、その十字架と復活を通して行われると教皇は話された。

神の国で実現する貧しい人たちの正義は、すでに人間の歴史の中にも現存していると述べた教皇は、同日朝行われたローマ教区カリタス・センター訪問に言及。愛と正義の業に無償で取り組む人々に心からの励ましをおくられた。

また、教皇は17日の「灰の水曜日」から復活祭を前にした準備期間「四旬節」が始まることを指摘され、この期間の精神的歩みを聖母に託して祈られた。

この日、教皇は中国やベトナムをはじめ、旧暦で正月を祝う世界各地の人々にお祝いを述べられた。







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