2010-01-08 16:08:37

トルコ新大使のバチカン訪問


教皇ベネディクト16世は、7日、トルコの新大使とお会いになった。

この日、信任状提出のためバチカンを公式訪問したのは、ケナン・グルソイ大使。

新大使との挨拶交換において教皇は、中東平和、諸宗教対話、トルコにおけるカトリック教会の活動の法的認知などのテーマに触れられた。

教皇は2006年のトルコ司牧訪問を喜びをもって思い起こされつつ、イスラム教徒が大多数を占める同国でこれからも相互理解・友好のもとに諸宗教対話が推進されることを望まれた。

トルコのカトリック信者らは同国憲法で保証された宗教の自由を尊重し、社会に貢献することを喜びとしていると教皇は述べ、カトリック教会の宗教活動に対する完全な形での自由が法的に認められることを願われた。

教皇は、中東の平和と安定のためにトルコがイスラムと西洋の両文化の架け橋として重要な役割を果たすことを期待され、中東和平に関するこれまでの同国の働きかけを評価された。

また、トルコと教皇庁の国交樹立から間もなく50周年を迎えるに当たり、両者の関係のさらなる発展と、様々な重要問題における協力を期待された。







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