2009-12-23 18:09:24

教皇、一年間の出来事を振り返る、バチカン関係者への降誕祭前の挨拶で


教皇ベネディクト16世は、21日、バチカン関係者と降誕祭前の挨拶を交換された。

この集いには、日ごろ教皇の協力者として教皇庁で働く枢機卿や司教ら、高位聖職者が出席した。

教皇は挨拶で、過ぎた1年における教会の動きを振り返られた。

2009年の教会の様々な出来事をまとめる上でのテーマとして、教皇は今年6月に終了した「パウロ年」と、それと同時にスタートした「司祭年」を挙げられ、異邦人の使徒として各地を旅し福音をもたらしたパウロと、小村アルスの主任司祭として一生を捧げたヨハネ・マリア・ビアンネ神父の両者の姿は、共に小さな人間を通して神がなさる偉大な業を表していると述べられた。

また、「アフリカ」を今年のもう一つの柱として示された教皇は、3月のカメルーンとアンゴラへの司牧訪問旅行、10月の第2回アフリカのための特別シノドス(代表司教会議)をアフリカと普遍の教会の絆を深める経験として思い起こされた。

「和解・正義・平和に奉仕する」という先のアフリカシノドスのテーマを、教皇は5月の聖地巡礼にも照らし合わされ、「和解」への取り組みを今日の教会の重要な課題として強調された。







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