2009-11-26 15:58:26

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2009.11.25)


中世期の神学者たちについての考察を続けながら、今日は12世紀のパリのサン・ヴィクトル修道院と関係の深かった2人の有名な神学者について考えてみましょう。

サン・ヴィクトルのフーゴーは、神の救いの計画を深く理解するために、信仰と理性を一致させる努力の必要を説き、聖書の歴史的・文学的な意味の重要性を強調しました。

彼の「キリスト教信仰の秘跡について]の論文は、秘跡のキリストご自身による制定および恩恵の授与についてだけではなく、その感覚的なしるしとしての価値についても説いています。

フーゴーの弟子だった聖ヴィクトルのリシャールは、聖書の寓意的な意味の重要性を示しました。

リシャールの三位一体についての論文「三位一体論」は、愛の神秘を分析することによって理解しようとしました。

フーゴーやリシャールのようなサン・ヴィクトル学派の偉大な神学者たちは、神学は深い信仰の観想と理解の上に根を張ったものであるという事実を私たちに思い起こさせてくれるのです。







All the contents on this site are copyrighted ©.