2009-11-26 18:37:33

「聴覚障害者への連帯を」教皇、保健従事者評議会の会議参加者に
 


教皇ベネディクト16世は、20日、聴覚障害者をテーマとした国際会議の参加者とお会いになった。

教皇庁保健従事者評議会(議長:ジグムント・ジモフスキ大司教)主催によるこの会議は、「教会生活における聴覚障害者」をテーマにバチカンで19日から21日まで開かれた。

同会議は聴覚障害者の状況を司牧、社会学、医療、家庭など様々な観点から考察すると共に、教会の使徒職における聴覚障害者の貢献を価値づける機会となった。

教皇は会議参加者らとの出会いで、聴覚障害者の尊厳と権利が尊重されるよう願われ、各国政府や国際社会に対して支援と連帯をアピールされた。

また、聴覚障害者に対する不当な先入観や差別の存在を遺憾とされた教皇は、神や隣人の声、特に苦しむ人たちの叫びに心の耳を閉ざす人や社会は深い破壊的なエゴイズムに陥るだろうと話された。

教皇は聴覚障害者の信者たちが福音のメッセージを受け取ることはもとより、生活の中でそれを証しし伝える人となるよう、温かい励ましをおくられた。
 







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